青 葉 山(若狭富士・越前富士)



福井県高浜町から  H19:10:15


京都府(舞鶴市)と福井県(高浜町)に跨って美景を誇る青葉山(699米)は、古来より聖なる山と崇められ、修険道の行場
でもありました。福井県側から見れば、西峰と東峰の二つの峰が重なって若狭富士と呼ばれるように優美三角錐に見える。

 ところが京都府舞鶴市から見れば、この山が太古の昔は、火山であったことが二つの峰でわかる。青葉山は白山火山帯
に属していて、今でこそ死火山だが、かってはマグマを噴出していた。その為に本来の頂部は欠損していて西峰と東峰には
かろうじて昔の面影が残っている。また、この二つの峰にはそれぞれに神社があり、東に青葉神社。西に青葉神社西権現。
それぞれに二座祀られており、その昔・・・これが若狭国と丹後国の境界であったと言われています。

最近の山歩きのプランの中で、かねてより京都府舞鶴市と福井県高浜町の県境に鎮座する「青葉山」が私の頭にありました。
最大の理由として、小学校6年時代の臨海学校から40年近く毎夏、高浜町和田の海岸を訪れ海とすごしました。そのたびに
海岸から青葉山の秀麗な三角錐の美しい山が、目に脳裏に焼きついておりました。あの頂上に立つ!という夢実現の為に。
平成19年10月15日。目覚めると快晴。そく決断。中古車でR162を北へ。約2時間で松尾寺に到着しました。

(今回のルートの所要時間)

松尾寺登山口〜(63分)〜松尾寺奥の院〜(6分)〜西峰山頂〜(6分)〜大師洞〜(25分)〜鉄はしご〜(7分)〜東峰山頂
〜(30分)〜金比羅大権現〜(3分)〜展望台〜(26分)〜高野分岐〜(15分)〜高野〜(48分)〜松尾寺

全工程5・2キロ、休息、昼食時間等を含めて5時間程の山歩きでした。高野から松尾寺の道は、地元の人に聞くのが正解です





養老年間に、加賀国白山から泰澄大師によって祀られた松尾寺奥の院妙理大権現です。
左のステンレスケース内に祀られています。石組は全て火山岩で築かれています。





奥の院を過ぎて、西峰の手前の尾根筋(485米)から眼下を展望。





西峰山頂(699米)。 青葉神社西権現
この祀には、丹後国加佐郡の国産みの神である笠津彦(うけつひこ)と笠津姫(うけつひめ)の二神が
お祀りされているはずです。なお、この笠(うけ)を笠(かさ)と読み違えた事が、加佐郡の由来だとか。




神社後ろの岩場に左の親爺が鎮座しているところが西峰山頂。親爺の後ろから下を見れば絶景、右の写真「内浦湾」から日本海です。



大師洞

西峰から東峰のルートには、火山が爆発し溶岩が噴出した跡を歩くことになります。
突然、基部から頂部まで10メートルは有にある巨石が行く手を塞いでおりました。
その中央に亀裂が走っており、その中を潜り東峰に向かうようになっています。ここは
泰澄大師の行場跡とされています。ここを潜ると青葉山登山の最大の難所に入ります。




この場所(580米)が、今は鉄はしごが付けられているが、以前は鎖場で青葉山の最大の難所でした。
鉄はしごの左側は断崖絶壁です。そこを通過すると東峰山頂手前に、右の写真の難所「かにの横ばい」。
ロープをたよりに回り込むように・・・・足元は絶壁です。写真遠くに見える海は、京都府の舞鶴湾です。




東峰山頂(692米)。  青葉神社
この祀には、若狭国の国産みの神である若狭彦と若狭姫の二神が祀られている。
なお、この東峰は北側の展望が効かない。ただ、南側が少し開けて青葉山の南麓の山村が眼下に見えます。




青葉山には、自然が多く残され、このようなブナが林立していました。



東峰からブナの森を下山。約30分程で金比羅大権現に到着である。
ここには、ベンチも設けられ休息場となっています。



金比羅大権現から2〜3分下れば、展望台が設置されています。
その展望台からの眺めが、右の写真です。
手前の陸続きの島が、高浜の城山公園。高浜の海岸線。そして和田浜の海岸線。
その向こうに見える橋が関西電力「高浜原発」に繋がる橋です。




尾根杉から「今寺」の村を見る。
展望台を過ぎて、ひたすら下山。道は綺麗に整備されています。
松尾寺から西峰の登りルートと比べると、月とスッポンである。
展望台から、高野分岐まで約25分でした。



高野の里に下りたら、そこは「秋」本番だった。


(総  括)

今回の「青葉山」登山は、天候にも恵まれ、平日でもあり最初から最後まで人には会わず。
自分ひとりの世界に入れて最高の山行でした。

(反  省)


体力はあるものの、やはり還暦を過ぎた身。
単独山行は、少しのトラブルでも下山不可能という事態が発生した時に危険。
今後の「糧」としたい。だが・・・・単独山行はいい。
自然の中に、自分ひとりの世界が構築される。
この「味」が、たまらなく・・・いい。