私の心のふるさと嵯峨野の広沢
このHPの中でも・・・やはり「広沢池」を中心とした写真が多い。
我が家から近くにありながら、これまで私は「広沢池」には余り興味を示していなかった。
そんな私がここ「嵯峨野広沢池」に通うようになったのは・・・・・
やはり語らなければならないが、この場所は亡くなった次男が晩年にこよなく愛した場所であり、絶えずお伴する
ようになってから、静かで、あまり人目につかず、これといった特色もないが心が落ち着く池畔であることがわかる。
 彼が亡くなってから以降も、「心の癒し」を求めて時を見つけては通うようになる。そして、その風情の奥の深さを
次々と発見するのに喜びを感じるようになる。
 地元の風景でも、自分の気持ちが成長していくと、あるとき風景が違って見えてくる。有名な撮影地はたくさん
有りますが、ここ広沢に目をむけてみると、いい所が沢山ある懐の深い原風景であることに気が付きました。
 四季、天候、時間で変化する自然の色彩は、それは素晴らしいものである。
晩秋の広沢 夜明けの温度差により池の水面から「靄」が立ち上がる
11月も半ばを過ぎた「夜明け」である。
その静けさの世界にいる時、こんな世界にいる自分が何か異次元にいるかの如く神秘である。

鷺は静寂を破らないように、静かに池面を歩く。
この天空の茜空を多くの人たちに見せてあげたい。
広沢にもこんなに素晴らしい夜明けの世界があるのです。時間と天候が織り成す世界です。
その朝陽が広沢の池という舞台をこのように照らし出すのです。
秋色に化粧した舞台を黄金色に染め上げる自然の色彩は、それは見事である。
朝の陽光が直接ささない池の東側の風情であります。
朝靄に浮かぶ晩秋の広沢池畔の静寂は、あまりにも美しい舞台です。
2007年元旦 御来光。
池の東から新しい年を祝うかの如く、序曲が輝かしい姿を現す。
2月 ここ広沢池の西側に開ける
嵯峨野田園地帯は、一年で一番の
厳冬期でもあります。
 あまりにも冷える早朝には、浄土を連想させるような幽玄な空間を創り出します。
この風情が私の最も好きで、自分自身が勝手に決め込んでいる
「広沢浄土」の世界です。
季節は2月ですが、何故か「暖かい」ものを感じる景観です。
例年の行事として、ここ広沢池の満々とした水は年末12月中頃には抜かれるのです。
そして、一年間の間に育てられた、鯉、鮒、えび等を水揚げされる。
年末のひとつの楽しみとして、京都市民のファンは行列をなして、それらの魚を買い求めにこられます。

広沢は水の無いまま年を越し、二月後半から3月になると隣の嵯峨野田園から新しい水が注ぎこまれるのです。
池近くになると、上の写真のように流れは美しい静かな小川のように流れ、広沢に入ります。
Slownet写真コンクール6月度で「佳作入選」した作品です。

五月になればいっせいに新緑の世界に変貌します。
特に、早朝で雨上がりの池は神秘な世界を表現してくれます。
池の西側に広がる嵯峨野田園地帯の休耕田には、
この時期、あたり一帯に蓮華の花が咲き乱れます。
彼の好きな絨毯に寝転ぶ・・・・・
梅雨の季節に入れば、広沢は一段と美しい「緑」を織り成す。
これが本当の「緑」である。
立葵(梅雨葵)の可憐な赤と、アオ鷺の白が自然の調和を
演出している風景は素晴らしい。


七月、夕暮れに突如一筋の陽光が広沢に射し込んだ。
何度も広沢を見ている私が、あまりの美しさに驚きあわててシャッターを切る。マガモも驚き水面を走る。
広沢池の西に広がる田園の一角に、朝陽を浴びて、千の風に揺られる向日葵が
まるで私を歓迎してくれているようだ。夏の広沢の一舞台とも言える。
2007年8月16日お盆も今日で終わり広沢にも秋の気配が・・・・
広沢池で行われる、お盆に迎えた精霊を送る「灯篭流し」の伝統行事。
8月16日に行われる「五山送り火」に合わせて「鳥居形」を背景に
それは心癒される素晴らしい夜の広沢である。
9月初秋
広沢池畔に一本だけある「ザクロの木」に今朝「実」が付いているのを発見。 
 こんな発見を嬉しく思える自分が何故か不思議であり、少し可笑しかった。
嵯峨野の民家に柿の木が・・・
すでに秋色の化粧を始めていた。
広沢池の西にある「児神社」の秋祭り。まさに「秋」本番を楽しむ人々。
嵯峨野の「彼岸花」「黄金稲穂」の素晴らしい景観を求めて、写真愛好家が・・・・
今年はじめて見たユリカモメの飛翔 11月6日
(2007:10月 京都府のホームページ第一面に掲載されました。)
広沢池西に広がる愛宕連山から嵐山に続く山並に夕陽が沈む
2008:1月 この冬一番、広沢池西に広がる白銀の嵯峨野田園地帯。
        愛宕山の白さと青空が目映い素晴らしい風情である。
2008:1月 広沢池東詰めから池を挟んで愛宕を見る。
        一年を通じて最も厳寒の広沢池、嵯峨野、愛宕風情です。
5月のある早朝。絶妙の朝陽の光線に恵まれ水面に神秘な美しさを表現。
   水鳥二羽が周囲の静けさを更に表現してくれました。
静かに澄んだ天空に向かって、アオサギが飛翔。
5月の空気が澄み切った早朝。油絵で描いたような舞台が出現。
6月に入り梅雨入り。嵯峨野の水田も田植えが終わる。貴重な棚田風情の場所。
8月も半ばに入ると、早朝の広沢には「秋」の匂いが。
空気・水面は透明度を増し、色鮮やかな秋色になる。
8月16日。ここ広沢池では、「灯篭流し」が行われます。「鳥居形」の送り火を鑑賞し、先祖の精霊をあの世に送る伝統的行事に夏の終焉を見る。
道標石の隙間に可憐に咲く、まんじゅしゃげ。
毎年9月も半ばを過ぎ「お彼岸」を迎えると、ここ嵯峨野の田園地帯には一斉に「彼岸花」が顔を出します。
嵯峨野の田園地帯は「特別風土保全地区」。
 この美しい自然は是非とも将来に残したい貴重な自然美です。
京都府立北嵯峨高校前の彼岸花街道。
まるで「戦場の狙撃手」。
遠くから散歩婦人が、この場を和らげてくれました。
この時期の冷えた朝には、どこからともなく「秋」の匂いが水面から漂ってきます。
この写真は、Top Pageに使用しております。
夜露に濡れ、朝日を受けるコスモスが美しい。
2008年12月30日の日の出。
ふと愛宕を見れば、山麓から嵯峨野平野に衣掛けのベールが。
広沢で見た最高の景観です。天候の条件と時間の条件が合ったときに・・・・見られる。
西の山に沈む夕陽が、イケメン(池面)に素晴らしい自然の絵画を描く。
寒さに耐えながらの広沢の夜明けに始まり、青く染まる天空がドラマだった。

プロ写真家の原 繁氏より過分な評価を頂いた作品です。