芦生原生林をWALK(ブナノ木峠
美山町・京都大学芦生演習林を歩く
京都大学の学術研究や学生実習の為の
「芦生演習林」は、広大な森林が演習林故に大切に守られてきました。
トチの大木やブナ、ミズナラなどの紅葉樹も多く、秋の紅葉は静寂の中で素晴らしい。
私は、中でも内杉谷のメタセコイアの燃えるような赤が好きだ。・・・・今年も「メタセコイア」だけ、もう一度見に行きたいと思っている。

演習林への入山ルートは、昨年(2005)までは、滋賀県の生杉(おいすぎ)からのルート、美山・芦生須後にある京大演習林事務所から入るルートの二つであったが、今年春より、滋賀県側のルートは閉鎖されました。
2006:11:03
久しぶりの「山歩き」にでかけました。我々夫婦を歓迎してくれるような快晴に恵まれました。
須後の演習林事務所の掲示板を見るまでは、我々は、通称「トロッコ道コース」つまり芦生須後〜廃村灰野〜
小蓮〜カズラ谷出合を往復する由良川渓谷沿いのトロッコ軌道を歩くコースを今日のルートと計画していたんです。
ところが・・・・事務所の掲示板に、このコースが通行禁止になっていたんです。
急きょ予定変更!時間的な件、嫁さん同伴の件など考慮して
「下谷・ブナノ木峠コース」を選択。ブナノ木峠と言っても海抜939.1米の「山」である。

芦生須後〜内杉谷〜ケヤキ坂峠〜ブナノ木峠の往復約7キロのコース設定を組み、入山届書に記入しました。
朝8時に自宅を出る。
R162を一路北へ〜京北町を見下ろす「栗尾峠」にさしかかると、一面の「霧」で周山の町が見えない。美山町の「茅葺きの里」近くに雲が垂れ込む風情が左の写真のように綺麗であった。
しかし、今日はここで時間を取るわけにはいかず
足早に通過する。
京都大学芦生研究林の表札がある
通称「京大演習林事務所」前です。直進すれば
当初予定していた「トロッコ軌道」を経て廃村灰野へ。
左へ行けば、内杉谷方面に入ります。
須後からは、しばらく「ケヤキ坂峠」まで
このような林道が、時間にして二時間近く続きます。標高差にして約300米は稼ぎます。

ケヤキ坂峠までの約二時間の林道歩きは、変化に
乏しく少々精神的にきついが、周囲の山の変化、
木々の風情を見ていると癒されます。

この間、須後を出る時一人先に行った人に追いついただけ。その方も何故か?途中で引き返された。
須後を出発してから、30分ほどで「櫃倉谷」との分岐にさしかかる。
左に道をとれば、櫃倉谷をつめ国境尾根の杉尾峠に至るルートである。今日の我々は分岐を
右に取り「ケヤキ坂」方面に向かう。
紅葉は、少し時期が早いのか、まだ物足りない雰囲気でありました。
「チン!チン!」背中の熊よけの「鈴」の音が、周りの静寂さを壊すように聞こえる。
この辺りは「月の輪熊」の生息地としても有名である。用心に越した事はない。
林道には、途中このような大きな木が度々飛び出してくる。
これは、さしずめ巨大なクリスマスツリーとでも言おうか?

いくつか林道沿いに、保存木という札をつけた「杉」や「桂」の
大木が目につきました。
どれも大木ではあるが、切り開かれたところにポツンとそびえている
姿は、孤独でたくましいと言うより痛ましさを感じるものである。
須後の事務所をAM10:25出て、林道をつめること約二時間でケヤキ坂峠の右手に「ブナノ木峠」の取り付きに
到着する。PM12:20。

ちょうど我々が須後を出る時、二台のマイクロバスが
ツァー客を乗せて追い越して行きました。そのバスの
乗務員が客の下山してくるのを待機していたのに出会う。
今日会った二人めの人である。

ツァー客はブナノ木峠に行ったんだろう。

このツァーは美山町立自然文化村「河鹿荘」に集合して、出発地までバスで送迎、ガイドの
説明を交えて目的地をハイクするものです。
昼食の弁当やガイドブック、旅行障害保険、ガイド料が全て含まれた料金設定になっています。参考までに、費用は7、000円。
中間点あたりで、上から12〜3人のグループが下山してきたのに出会う。ケヤキ坂峠で待機するバスのツァー客だ。
数人に声をかけられる。
「下からず〜と歩いてこられたんですか?」
「そうです!」と答える時の気分は爽快なり!!
ケヤキ坂峠の取り付きから、すぐに右のような
尾根筋の潅木を登る道になります。
標識では、ブナノ木峠のピークまでの所要時間は40分と記載されていました。
頂上に近ずくにつれ、道は急登になってくる。
今回のルートで一番キツイ昇りである。
左右には、ブナ、楓、ケヤキの木々に交じり、
真っ赤なもみじも見かける。
このあたり、沢山のブナの木があるのかな?と
想像していたんですが、特に沢山あるわけでは
ありませんでした。
PM12:53分、「ブナノ木峠」到達。何故か「標識」は無かった。標高939.1米である。
頂上は、この写真の通り、名前のわりには期待外れであった。
杉と数本のブナと雑木に囲まれた所の、ありふれた里山の頂とかわりがなかった。

ここで、遅いめの華麗なる昼食をとる。
この後、PM1:30に下山をして、須後の事務所前に戻ったのは。PM3:35でした。
入山届けに記入した下山予定時間を30分オーバーしただけでした。


このページの冒頭で紹介した中に
「メタセコイア」の木がこれです。このグリーンが11月も半ばを
過ぎると「真っ赤」に変色し、それは圧巻です。