深け行く秋の夜、旅の空に
人生の中で、自分の老いを感じさせる材料は色々あるだろう。
しかし何と言っても・・・自分の子供の年を計算して我々夫婦二人になった家の中で
過ぎ去った時間の想い出にひたる時である。
世界文化遺産「仁和寺」の東に、蓮華寺というところに五体の石仏がある。
家から近いこともあり、時として合掌の場であり、心の浄化の場でもある。
嵐山渡月橋の秋。時間は午前七時ころの早朝風景。
水面に映える山の紅葉。静かに釣り糸を垂れる人。この時間にしか構成できない風情。
大原三千院の奥・・・・古知谷阿弥陀寺。人里離れた静かな山間。私の人生の多くはこの風情を
見つつ前を通り過ぎていた。
花の寺:総持寺の静かな人気の無い紅葉。私の好きな「隠れ紅葉」の一つである。
洛西の大原野神社です。上の「花の寺」のすぐ近くに位置する紅葉終焉隠れスポットです。
やがて・・・これら紅葉の葉は枯れ葉となり、落下の季節にはいり、次の主役に交代して
厳しい冬に向っていく・・・・
人知られない真如寺の彩苑。こんな隠れた場所で静かな時間を過ごせて
ここを見つけた喜びに浸る。
嵯峨野広沢辺りに一気にコスモスが咲く。
愛宕山から同時に秋の冷たい風が吹き降ろしてくる時がきた。
冷気の中、夜明けの太陽を待ち、真紅の「彼岸花」を狙う。冬が近い。
渡月橋下流の桂川に新しい日が訪れる時。実に静かだ。
人生の秋もこのように静かに過ごせたらいうことはないだろう。
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)冬を迎えるにあたり、静かに合掌が出来る静かな愛宕山麓の寺です。
晩秋の嵯峨広沢の池の水面に、朝靄の白靄が立ち込める様は
時として夢の世界を連想させました。